【世話人会】令和5年度 11月度世話人会~虐待防止研修 「アンガーマネジメント」について~

【世話人会】令和5年度 11月度世話人会~虐待防止研修 「アンガーマネジメント」について~

日時:令和5年11月28日(火) 11時00分から12時00分 
会場:ミナパーク 501会議室

虐待防止研修 「アンガーマネジメント」について
アンガーマネジメントとは、怒りの感情との折り合いをつけるための心理トレーニングのことです。アンガーマネジメントを学ぶ大きな目的は、良好な人間関係を築き、仕事やコミュニケーションを円滑行うことです。しかし、福祉現場のアンガーマネジメントには、他にも理由があります。利用者さんと世話人の関係を改善し、障害者への虐待防止を図るためです。福祉現場では、忙しいなかで利用者さんから暴言を言われてしまうなど、どうしてもイライラすることもあるでしょう。人間だからこそ感情があって手厚い支援ができるものです。しかし、精神的に疲れているときは、気持ちに余裕がなくなってしまうこともあるはずです。利用者さんの言動が仕方のないことだと分かっていても、感情が爆発しやすくなり、結果的に高齢者への虐待につながる原因になってしまう可能性もあります。福祉現場でもアンガーマネジメントを学ぶ必要があるのです。アンガーマネジメントで大切なことは、怒りをコントロールすること。怒りをコントロールするには、衝動・思考・行動のコントロールが必要です。
衝動のコントロール
怒りを爆発させたい衝動を止めるために行うもので一般的には「6秒ルール」といいます。怒りを感じた際に6秒我慢することで理性が働き、怒りの衝動を抑えられるでしょう。
思考のコントロール
人間はつい、「~すべき」と考えてしまい、相手に自分の考えを押しつけてしまうケースがあります。人によって価値観が違うことを再認識し、「本当に怒る必要があるのか」について考えましょう。
行動のコントロール
思考のコントロールをしてもどうしても許せないと感じた場合に行います。怒りが「変えられるのか・変えられないのか」、そして「重要なのか・重要ではないのか」で考えます。「重要ではなく変えられないこと」であれば、その事象に怒りを感じても意味がありません。「こういったこともあるのか」と受け入れ、怒りの感情を手放す必要があるでしょう。「重要かつ変えられること」なのであれば改善できるように取り組み「重要で変えられないこと」であれば、他の方法を模索します。「重要ではないが変えられること」であれば、時間や余力がある際に、改善に向かうよう取り組みます。
アンガーマネジメントは、利用者さんと自分の心を守るためにとても大切なトレーニングです。福祉現場ではイライラしてしまうことが頻繁に起こるかもしれませんが、アンガーマネジメントを上手に用いて、感情にまかせた言動とならないように気をつけましょう。


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