【委員会議事録】令和4年度 第2回 障害者勉強会「障害者支援において忘れてはならない虐待防止と権利擁護の視点」
開催日時 :令和4年9月9日(金)15:20~18:15
場 所 :藤沢商工会館ミナパーク(多目的ホール1)
参加対象 :社員全員
講 師 :和泉短期大学児童福祉学科 教授 鈴木敏彦 氏
講演テーマ【障害者支援において忘れてはならない虐待防止と権利擁護の視点】
■討論テーマ「どうしたら?虐待はなくなるか!」
1グループ
虐待を起こさない為に、自分達は何をしなければいけないのかを話し合いまして、まず1つ目に虐待への知識が必要になると考えました。何が虐待にあたるのか、支援する側の発言、行動の一つ一つが相手にとって虐待になるのかどうか、知識を持っていかなければいけないと感じました。2つ目は「虐待はどこにでも起こりうる」こと、だからこそ、虐待をおこさせない環境を作って行く事が大切です。特に、支援者同士の指摘し合える関係が非常に重要だと感じます。虐待の手前の「不適切行為」この積み重ねが虐待につながっていくので、不適切行為に対しての厳しい目と基準を職員同士が持っていかなければいけないと感じました。最後に支援者とスタッフの愛がにある、たいそうなこと、対等ではないことをしっかりと峻別する大切さです。情報力や自己表現は対等ではないので、それを合理的配慮をして、支援をしていく事が我々の役目だと強く思います。そして、対等なものは、人間の尊厳・人権ですので、人として尊重をしながら、その人その人に合った支援を心掛けていきたいと思います。
2グループ
虐待について改めて考えさせられました。るるカンパニーがどんなに良い支援をしていても、他で虐待されていたらそのサービスに価値がない、という言葉にも衝撃を受けました。支援をするということは利用者さんの人生に踏み込むことだと感じました。そして虐待問題は統計の件数を見ても他人事ではないと感じました。GHでも虐待の危険性の話しもされていましたが、改めてその危険性を認識していこうと思いました。虐待をなくす為にはまず、虐待の下に隠れている不適切行為の撲滅が必要だと考えました。これは支援員同士がお互いに改善し合う関係が必要だと思います。次に、本人の意思決定ができるような支援をしていくことです。この部分は対等でなければならない権利だと考えました。その上で、現状、るるカンパニーで必要なことを考えていかなければいけないなと感じています。その一つに情報の共有が意見で上がりました。支援計画を社員全員が目を通すことはなかなかありません。本来であれば把握しているべきだと思います。その問題をどう解決していくか、解決できる可能性を探るためにも、学びを続けていく必要があると感じました。
3グループ
直接支援をしていない人も自分達は福祉事業に関わっている人だという自覚をもつことが大切です。現状、支援の現場で「くん」「ちゃん」をつけてしまったことがありました。皆で楽しく話していたが、ささいなひと言でスタッフさんが来なくなったことがあるといった話しがでました。どのような行動が不適切行為に繋がるか知識を高め、相手の顔を見たり言い方に気をつけるようにします。一人ではなく、皆が知識を高め、周りみるようにすることで、日頃から不適切行為の判断、変化に気がつくことができるので、行動していきたいと思います。
4グループ
スタッフさんへの伝え方や受け止め方、仕事をする立ち位置などに気をつけたいと思います。健常者と障害者の区別なく接していくことが大切だと考えました。その為にもタスクの情報を引き継ぐことが大切だと思います。前日の様子を知っていることで問題が起きないことがあるので情報の共有をすることが大切です。第3者の目も必要だと思います。お互いに関わっていき、相手を知って、どうしたら仕事がしやすくなるのかを考えていきたいと思います。
5グループ
虐待をなくすために、まずは言葉掛けに注意をしたいと思います。あいての立場にたって、自分がされたら嫌なことはしない、優しい声や思いやりのある言葉遣いをしたいと思います。不適切な行為をしないこと。軽く手を押したり、相手が嫌だと感じる行為・癖をなくしていき、支援者同士で指摘し合えるようにします。そして、必要なこと、行ってはいけないこと、何ができるのかを言い合える、風通しある環境作り・関係づくりをしていきたいと思います。
以上